メインメニュー

案内

『-JSSX President Initiative- 研究智を有する人材育成・自己実現への道』

日時

2007年5月7日(月)

13:00-16:50 (ラウンドテーブル議論)

17:00-19:00   懇親会(山上会館にて)

場所 東大薬学系研究科 2F 講堂
参加費

ラウンドテーブルへの参加費は、無料。

懇親会は有料(一般:3000円、学生:1500)

参加申し込み締め切り 3月31日(土)、参加募集人数:120名
  1. プログラムは、こちら
  2. ポスターは、こちら (PDF 312KB)
  3. 参加申し込みは、こちら (Word 150KB)

杉山会長から、皆様へのお誘いのメッセージ

日本薬物動態学会ブレーン・ストーミング
JSSX President Initiative にようこそ!

薬物動態研究者は企業においてもアカデミアにおいても、多様な知識と智慧を持つことが必要な時代となっています。自分で経験し、多くの論文を読み、自分自身で考えぬくことにより体得した事柄のどれだけが頭の中に整理され、必要な時に引き出して、実際の研究、医薬品開発に活かせるかということ、言い換えれば智慧の容量が要求されている時代です。容量の大きい智慧を持つことは容易ではありません。理想的な薬物動態研究者は、アカデミアであれ、企業研究者であれ、“質の高い研究経験を通して深いサイエンスの基盤を持ったうえで、俯瞰的に多くの領域を理解し統合できる研究者である”と思っています。

私は会長になって以来、Initiativeを発揮して活気ある学会、理事会を作っていきたいと思いました。既に大変にactiveな理事会ができております。会長になって、掲げた目標があります。詳細は、動態学会ホームページを見てください。

  1. Brain stormingをあちらこちらでやろう
  2. 世界をアッと言わせる研究を行おう 
  3. 次世代のリーダーになる若手研究者を育てよう

既存の概念をひとまずは捨てて、本当に何が大事なのであろうか、目的は何だろうか、それを実現するために何が必要なのか、について自らに問いかける必要があると思います。研究領域においても同様のことが言えます。“この技術を持っているからこの研究をしよう”という筋道ではなく、世界の研究の中で自分がアピールできるところは何だろうか、世界を“あっ!”と言わせる研究をするためには何をすればよいのか、必要ならば何年かけても新しい領域と技術を勉強する必要性、など真剣に考えることが大切だと思います。日本の薬物動態研究が世界をリードできるかどうかは、結局は個人の能力と個人の積極性に関わっています。各研究者が少なくとも1年に数度は丸1日を費やして、自らbrain stormすることを薦めたいと思います。そのことによって、日常に流される自分を見直し本来の目標に向かって努力していく道が開かれることを願っています。

今回、会長Initiativeの一つとして、Brainstormingのためのラウンドテーブル議論を企画しました。ここにパネラーとしてお招きした方は、いずれも、自分のご意見を明確に持っておられ、自己実現度の高い先生です。会ってお話しすることが楽しい方々です。これら先生方の短いプレゼンテーションの後に、会場の方々と一緒にラウンドテーブルディスカッションを楽しみたいと思います。これら先生方の意見を自由に出していだき、その上で意見が収斂するのか、はるか宇宙の彼方に発散していくかは、モデレーターである私の腕のみせどころと思っています。是非とも、多くの年代層の方がたにお集まりいただきチャットを楽しんで頂きたいと思います。

会場の容量に限りがありますので、120名になり次第、締め切らせて頂きます。どうか多くの方々の申し込みをお待ちします。

日本薬物動態学会会長 

杉山 雄一