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初代DMPK編集委員長(林 正弘教授)の抱負

DMPK 読者の皆様へ

このたび日本薬物動態学会(JSSX)誌Drug Metabolism and Pharmacokinetics (DMPK) の第1号の発行を喜んでお知らせしたいと思います。

従来の動態学会誌であった「薬物動態」は、新薬申請に関係する動態データの紹介が中心でしたが、今後のJSSXの国際的な益々の発展を図るために、学会誌としての内容も、よりハイレベルの学術的なものに一新されました。

投稿規定にもありますように、DMPKは薬物、異物の代謝、速度論、相互作用、トランスポーター、DDS、臨床薬理、分析、遺伝子発現、薬理遺伝学など幅広い領域にわたって論文を掲載する用意があります。

投稿形式も、一般論文、ノート、Rapid Communications、Reviewから成って居ますが、各号には必ずReviewを掲載する予定で居ます。その他にユニークな企画としてSingle Nucleotide Polymorphism (SNPs) Communicationsを設けて、代謝や動態に関係する遺伝子蛋白の新SNPsの情報を機能解析までには至っていない段階での内容を投稿できる項を増設しました。

投稿には従来の印刷での投稿の他にPDF化した投稿も歓迎します。また審査の迅速化を図るために、必ず投稿時にはDisketteを添付して欲しいと思います。

審査方式は本誌に記載されているように、Editor-in-Chiefからそれぞれの専門にあわせてそれぞれのAssociate Editorのところに配布された論文は、Associate EditorからReferee2名選んで厳密な審査をいただく。このときに二身のうちの1名は、出来るだけEditorial Board Member から選択されます

近い将来は論文を世界各地の読者かにすばやく読んでもらえるように電子化を、また2次情報誌への掲載もふくめて、現在編集委員会では議論を重ねています。

私はこのようなJSSX学会誌DMPKのEditor-in-Chiefの役目を果たすことに必死に取り組んでいます。将来はこのDMPKのレベルの上昇として、IF2.0を当面の目標たいと持っております。JSSXの発展はこのDMPKの発展なくして語れません。そのためには一人でも多くの読者の方々からの本誌への投稿を待ち望んでいます。