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編集委員長挨拶

「電車の中でも読め、ためになる」ニュースレター

顔写真:登美斉俊

 日本薬物動態学会ニュースレターは2022年、発刊20周年を迎えました。2002年に日本薬物動態学会誌が和文誌「薬物動態」から英文誌「Drug Metabolism and Pharmacokinetics (DMPK)」へ衣替えした際にニュースレターが発刊され、第1期(玉井委員長)、第2期(山崎委員長)、第3期(湯浅委員長)を経て読者に深く親しまれてきました。第4期(松永委員長)において、DMPK誌がエルゼビアのオンライン・ジャーナルに移行したことを契機に、2015年以降は「電車の中でも読め、ためになる」電子版としてリニューアルされ、第5期(前川委員長)を経て現在に至ります。テレワークの普及で電車移動の頻度は低下気味ですが、引き続き、スマホやタブレットでも読める「気軽さ」と、ためになる「有用性」を兼ね備えた情報発信を目指していきますので、ぜひ、ご愛読ください。

 ニュース「レター」ですので、「ご愛読」と表現した一方、Webの進化に伴って情報発信手段は多様化しており、必ずしもテキスト情報だけにこだわる必要はなくなっています。第6期委員会では、山下会長の「情報提供のマルチメディア化にも取り組みたい」(日本薬物動態学会第17期会長挨拶、ニュースレター36(6))との方針に基づき、スマホやタブレットでも「気軽に」閲覧できる、動画形式での情報発信にも積極的に取り組む予定です。それぞれメリット、デメリットがありますので、是非、忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。

 第6期委員会は、製薬企業やアカデミア、病院に所属する多様なメンバーで構成された(編集委員一覧)、計14名です。編集委員会が持つ多様性とネットワークを活かし、多様なモダリティそれぞれが持つ薬物動態特性を理解するための記事を連載するなど、会員の皆様にとって「有用な」情報の提供にも積極的に取り組んでいく予定です。

 ニュースレターは原稿執筆など、会員諸氏のご協力で成り立っております。今後ともご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

ニュースレター編集委員長
登美斉俊
慶應義塾大学薬学部