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編集委員長挨拶

DMPK編集委員長より

顔写真:吉成浩一

 2017年12月より、日本薬物動態学会(JSSX)英文誌Drug Metabolism and Pharmacokinetics(DMPK)の編集委員長に就任いたしました。歴代編集委員長の林 正弘先生、千葉 寛先生、玉井郁己先生、山崎浩史先生がそれぞれ4年間の任期を務められ、私は5代目の編集委員長となります。どうぞよろしくお願いいたします。

 DMPK誌は、2002年に「薬物動態」誌が英文化されて誕生しました。2019年には34巻を迎えます。この間、国内システムを活用した電子投稿方式の導入、PubMedへの収載、インパクトファクターの取得および早期公開システムの採用が行われました。さらに、2015年には、エルゼビア社へと出版体制を移行し、完全ペーパーレス化を行いました。また、2017年からは、国際薬物動態学会(ISSX)の年会の要旨をSupplement号として年頭に発行しています。これらの活動を介して、DMPK誌の国際誌としての地位確立に努めています。

 学術誌としてDMPK誌は、通常の学術論文(Regular ArticlesやNotes)や招待総説(Reviews)に加えて、掲載論文や編集者へのコメント(Letters to the EditorsやCommentaries)も掲載いたします。積極的にご投稿いただき、DMPK誌が科学的議論の場となることを期待しています。

 DMPK誌の国際的な認知度を高めるには、毎年初号のテーマ号のトピックの選定は非常に重要な課題です。また、迅速な審査、論文掲載には、Editorial Advisory Boardの体制強化が必要と考えています。これらのDMPK誌の活性化に向けた取り組みは、JSSX内に設置されたDMPK活性化委員会と協力しながら進めています。最後に、DMPKの活性化には、読者、著者の皆様からのご意見、ご提言が必要であることは間違いありません。DMPK誌のさらなる発展に向けて、会員の皆様のご協力をお願い申し上げます。