Newsletter Volume 35, Number 2, 2020

Newsletter Volume 35, Number 2, 2020

はじめに

 新年度が始まりました.しかしながら,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより,この記事を書いている時点においては選抜高校野球中止,志村けんさん急逝,東京五輪2020延期,海外のロックダウンや国内の緊急事態宣言などの非常事態が続き,重たい空気に世間が包まれています.困難な状況であるほど沈着冷静になり,新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にうつらない,そしてうつさないための3密を避ける行動が大事です.

 そのような中,日本や世界のいたる所で治療薬やワクチンの開発が最優先で進んでいます.協奏と競争をしながら一日でも早く治療薬やワクチンを世界に提供するのが,薬の研究に携わる我々の務めだと思います.薬物動態研究者も専門性を生かして貢献されていることでしょう.また,通信技術の進歩のお陰で,テレワークのみならず学会等のweb開催が出来る環境になっています(そのため,ゆっくり休む暇はありませんが....).

 ニュースレター配信記事は,皆様からのご寄稿により成り立っております.執筆のご協力を何卒よろしくお願いいたします.

 手を洗ったか? マスクを着けたか? 夜更かしすんなよ! また学会でお会いしましょう.(M. T. )

 

特集記事のご紹介

NEW FACE – NEW POWER

 「NEW FACE – NEW POWER」では,産学問わず今後の活躍が大いに期待される新任・若手の先生に御登場いただくことで,会員の皆様に広く先生を知っていただく機会とするとともに,新たな活力・刺激を本会にもたらすことを趣旨としています.そこで執筆いただく先生には,これまでの御略歴を含めて自己紹介をしていただくとともに,御自身の研究の展望や本会・本分野への期待・提言などを忌憚なく積極的に綴っていただくことをお願いしております.御登場いただく先生方はいずれも薬物動態学の将来を担う希望の星と期待されます.本コーナーが,本会において『新たな若いPOWERを全体で育んでいく風土』を醸成し,新旧会員の相互発展の一助となることを大いに期待しています.自薦・他薦問いませんので,是非本コーナーでの執筆希望を編集委員までお寄せください.