Newsletter Volume 36, Number 6, 2021

Newsletter Volume 36, Number 6, 2021

はじめに

 2021年も結局,新型コロナウイルスに振り回されっぱなしの一年でした.一方,ワクチンや治療薬の開発,医療従事者の献身的な貢献など,薬や医療が持つ不可欠な役割と,それらに従事する人たちの責任や底力を改めて強く感じた一年でもありました.個人的には,大学拠点接種でのワクチン調製に関わり,すっかり眠っていた薬剤師の免状を直接活用して協力できる機会を得たことに,ドキドキと満足感を覚えたりもしました.

 先月の第36回年会・第14回ショートコースはオンライン開催となり,焼きまんじゅう,チョーハン,ひもかわ・・・・うどんを食べそびれてしまいました(わからない方は,ニュースレター35(5)号へ).オンラインでも学会討論の熱気は相変わらずでしたが,今号にも,年会での各賞受賞者の声が詰まっており,ニュースレターを通じても年会のハイライトを感じていただければと思います.年会に併せて,山下富義会長,加藤将夫副会長をはじめとする第17期役員が就任いたしました.今号掲載の山下会長からのメッセージも読みごたえがあり,ニュースレターへのミッションも具体的です(がんばろう).そのニュースレター編集委員会も第7期となり,一部メンバーの入れ替えを経て新体制となりました.今後も,各会員と日本薬物動態学会との距離をより近づけるため,会員間の情報交換や会員からの情報発信の場として,読んでよかったと思える記事の発信に努めていきます.引き続きのご愛読,何卒よろしくお願い申し上げます.(M.T.)