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日本薬物動態学会 第2回ビジョン・シンポジウム


第2回ビジョン・シンポジウムは多くの方に参加いただき盛会に終わりました。

なお、\2,000(送料込)で要旨集を販売しておりますので、ご希望の方は事務局(jssx@imic.or.jp)にお問合せください。

テーマ 『薬効・毒性予測の新機軸』
Inventions and Innovations for the Prediction of Drug Efficacy and Toxicity
日 時 2009年6月5日(金) - 6日(土)
場 所 東京大学小柴ホール (東京大学本郷キャンパス:〒113‐0033東京都文京区本郷7-3-1)
主 催 日本薬物動態学会
協 賛 情報計算化学生物学会、日本質量分析学会、日本トキシコロジー学会、日本分子イメージング学会、日本薬学会
実行委員長 吉成浩一(東北大学)
会 費 参加登録費: 一般10,000円(当日15,000円)、学生3,000円(当日5,000円) 
*会員・非会員同一料金です.
懇親会費: 一般5,000円(当日8,000円)、学生3,000円(事前・当日とも)

参加登録の受付を開始いたしました。登録はこちらから。

「事前料金適用期間」を5月22日までに延長しました。

日本薬物動態学会 第2回ビジョシンポジウム開催にあたって

第2回ビジョンシンポジウム実行委員会委員長
吉成浩一

Yoshinari

ビジョンシンポジウムとは

 ビジョンシンポジウムは、従来の日本薬物動態学会のシンポジウムとは異なり、より中長期的な視点で次代の日本薬物動態学会を映すシンポジウムとして位置付けられています。その第1回目は、2007年7月に開催され(崔吉道実行委員長)、今回が第2回目となります。本シンポジウムの企画意図は以下の通りです。

  1. 今後5〜10年のスパンで、本学会の新展開・方向性のビジョンを示す。
  2. 基礎研究を中心に、創薬研究や医薬品適正使用に関した議論の場とする。
  3. 薬物動態研究者だけでなく、産・学・官・医療機関に所属する他分野の研究者にも広く開放し、異分野交流を行なう。
  4. 様々な領域の研究者を交え、現状分析や問題点の発掘に関したブレイン・ストーミングを行う。
  5. 学問領域の発展と学会活動に、既存の概念に囚われない新たな価値観、息吹を吹き込み、持続的な発展と活性化に寄与する。

主題「薬効・毒性予測の新機軸」について

 創薬研究における近年の有機合成やスクリーニングの技術革新は、様々な作業プロセスのスループットを飛躍的に増大させ、開発候補化合物創製の期間短縮に寄与しています。しかし、この変化は必ずしも医薬品開発の成功確率の向上には直結しておらず、新規医薬品としての承認数はむしろ年々低下する傾向にさえあります。さらには、創薬研究のみならず臨床開発にかかるコストもますます増加しています。これらの現状は、ヒトにおける薬効や毒性の予測が医薬品開発におけるクリティカルパスの一つであり、その精度向上のために何らかの新たな「変化」が必要であることを明示しています。
  候補化合物やプロジェクトのGO/NO-GOの意思決定を、より早い段階で、より効率的に行なうことが可能となれば、医薬品開発に要する時間やコストの削減に繋がると考えられます。最近、幹細胞、バイオイメージング、計算化学・情報科学などの分野では、創薬研究への応用が可能と考えられる画期的な技術革新が数多くなされています。これらの異分野技術を踏まえた創薬・薬物動態研究戦略の再構築は、医薬品開発の迅速化など創薬研究におけるブレイクスルーをもたらすのではないでしょうか。そこで「薬効・毒性予測の新機軸」を主題として、第2回目のビジョンシンポジウムを開催することにいたしました。

シンポジウムへのお誘い

 本シンポジウムでは以下の3つのセッションを企画いたしました。

  1. 幹細胞・再生医学研究:医薬品研究開発への応用に向けた課題と展望
  2. 薬物応答性予測系としてのイメージングの新展開
  3. 創薬におけるシステム生物学と計算化学

 各セッションにおいて、第一線で活躍されている研究者の方々にご講演頂き、各分野の最先端の知見をご紹介して頂くと共に、創薬研究への応用に関する展望に関してご意見を頂ける予定となっています(演者と講演タイトルの最新リスト(pdfファイル、550 kb)はこちらをご覧ください)。
また、特別講演には、元Pfizer Global R&Dで、現在は英国University of Dundee、College of Life Sciencesで創薬研究に従事されているAndrew L. Hopkins教授をお招きし、“Polypharmacology: multiple target perturbations as the key to designing efficacy and understanding toxicity”という題目で講演していただきます。近年、癌や自己免疫疾患の分野で分子標的薬と呼ばれる体内の特定の分子を標的とする薬物の開発が進められ、創薬研究の主流になろうとしています。一方で、古くから利用されている向精神薬などでは、複数の標的分子に同時に作用することでより優れた薬理効果を発揮するものも多く存在します。Hopkins教授は、システム生物学やネットワーク生物学/薬理学を利用し、複数の標的分子を同時に標的とする薬物(promiscuous drug)の論理的な開発に取り組んでおられます(Nat Chem Biol. 2008, 4:682-690. [PubMed])。本講演ではその一端をご紹介していただけるものと思います。
 本シンポジウムが参加者にとって有意義なシンポジウムとなるためには、異分野の研究者との交流が重要と考えております。したがいまして、前回と同様に日本薬物動態学会の会員・非会員、アカデミア・企業研究者を問わず、参加費用は全て同一料金としました。また、第1日目のセッション終了後には懇親会を予定しております。本学会会員の皆様には、これを新技術のキャッチアップ、異分野交流のきっかけとしていただければと思います。加えて、非会員の方々には是非ともこの機会に、日本の薬物動態・安全性研究者の学術交流の場である日本薬物動態学会の学術活動に触れて頂き、さらには、これを期に本学会にご入会していただければ幸いです。
 本シンポジウムは、山添康日本薬物動態学会会長のもと、ビジョン委員会(鈴木洋史委員長)によって召集された以下の実行委員会メンバーによって企画・運営されています。委員一同、多数の皆様の積極的なご参加を心よりお待ち申し上げます。

日本薬物動態学会第2回ビジョンシンポジウム実行委員会

吉成浩一(実行委員長:東北大学)久米俊行(副委員長:田辺三菱製薬(株))、石井祐次(九州大学)、伊藤隆志(第一三共(株))、大槻純男(東北大学)、楠原洋之(東京大学)、崔吉道(金沢大学)、寺田智祐(京都大学)

お問い合わせ先

日本薬物動態学会第2回ビジョンシンポジウム事務局
代表 吉成浩一(実行委員長)
〒980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
東北大学大学院薬学研究科薬物動態学分野内
Fax: 022-795-6826
E-mail: jssxvs2009@gmail.comまたはkyoshina(at)mail.pharm.tohoku.ac.jp
http://www.jssx.org/vs/2009/