独立行政法人 理化学研究所 横浜研究所 遺伝子多型研究センター研究員募集

 独立行政法人理化学研究所 横浜研究所 遺伝子多型研究センター(ホームページ http://www.src.riken.jp/)疾患関連遺伝子研究グループ 薬理遺伝学研究チーム(チームリーダー:中村祐輔)では研究員を下記の要領で募集いたします。

【研究センターの概要】
「遺伝子多型研究センター」では、生活習慣病等に対するオーダーメイド医療の確立に資するため、疾患関連遺伝子の一塩基多型(SNP)を体系的に解析し、疾患関連遺伝子を探索するとともに、SNPが該当遺伝子の機能に与える影響、SNPと疾患及び薬剤感受性との関連を明らかにする研究を行なっている。

【募集研究チーム】
薬理遺伝学研究チーム(チームリーダー:中村 祐輔)

【募集研究チームの研究概要】
当研究チームは、ゲノムワイドなSNP解析を通して薬効や副作用に関連する遺伝子を突き止め、副作用のない、より効率的なオーダーメイド医療の確立を目的とする。これまで、免疫抑制剤や抗がん剤を服用した患者さんを対象に SNPs を用いたゲノムワイド解析を行い、薬剤投与前に副作用のリスク診断が可能となるシステムの開発を行ってきた。従来の薬理遺伝学的な手法では、薬物動態に関連する遺伝子のみを対象としてきたが、我々はゲノムワイドなアプローチにより、副作用の発現や薬剤感受性に関連する未知の遺伝子の同定を目指している。

【募集職種、募集人数及び職務内容】                              
[募集職種] 
研究員
[募集人数] 
1名
[職務内容] 
チームリーダーの指示の下、テクニカルスタッフを指導し、以下の研究を進行させる。
1)薬剤反応性関連遺伝子の同定:SNPにおけるジェノタイプ情報に基づき、相関解析、連鎖不平衡解析などの遺伝統計学的手法を用いて薬剤感受性、副作用関連遺伝子を同定する。
2)同定した薬剤反応性関連遺伝子の機能解析(SNPのフェノタイプに対する影響、タンパク質の機能、副作用発現メカニズムの解明など)。
3)SNPにおけるジェノタイプ情報を基にした薬剤感受性、副作用発現リスク診断法の開発。

【応募資格】
1. 博士号取得者もしくは同等の能力を有する者。
2. 次のいずれかの条件を満たす者(関連論文の別刷添付のこと)。
1)薬剤感受性、副作用発現の遺伝的要因を解明する薬理遺伝学研究に携わってきた者。
2)SNP解析研究に実績を有する者。
3)薬物代謝、薬物動態学研究に実績を有する者。

【勤務地】
東京都港区白金台4-6-1 東京大学医科学研究所内総合研究棟
独立行政法人理化学研究所遺伝子多型研究センター                                 

【契約期間】
単年度契約の任期制職員で、評価により更新可能(当プロジェクトは平成19年度で終了)。                     

【待遇】
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当支給有り、社会保険の適用有り。
休日は、土日、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)、当研究所設立記念日。その他、当研究所規程による。
*日本学生支援機構の奨学金免除の対象となります。

【応募方法及び締切日】
[提出書類]
(1)履歴書(写真付)
(2)論文リスト及び今回応募の関連論文の別刷
(3)研究歴,志望動機と今後の抱負を含む自己推薦書
(4)推薦書1通(原則、現職所属長からの推薦書、ただし困難な場合は、第3者のものでも可)
  *推薦書の宛名は「遺伝子多型研究センター長」としてください。
(5) 最終学校卒業(修了)証明書
  *後送可(面接までに要送付)
[締切日]
 候補者決定次第、締め切り

【選考方法】
書類審査後、書類審査通過者に対して、面接を実施。

【着任時期】
平成17年11月1日以降、決定次第出来る限り早く着任。

【問合せ先・書類送付先】
〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1 東京大学医科学研究所内総合研究棟6階
 独立行政法人理化学研究所 遺伝子多型研究センター
 薬理遺伝学研究チーム 事務担当者宛
TEL: 03-5449-5785
FAX: 03-5449-5786
E-mail:mnakajima@riken.jp
HP:http://www.src.riken.go.jp/