日本薬物動態学会 第3回ショートコース

主題:「新薬開発におけるトランスポーター(膜透過)研究の応用」

 日時:2009年4月23日(木)  
場所:慶応大学薬学部(港区芝公園1−5−30)


  • 第3回ショートコースは多くの方に参加いただき盛会に終わりました。
  • 第23回ワークショップ定員に達しましたので申し込みを締め切りました。なお、当日申し込みは受付けておりませんので、 ご了承下さい。
  • 第3回ショートコースは定員に達しましたので申し込みを締め切りました。
  • プログラムはこちら (PDF 22K)  ポスターはこちら(PDF 207K)

第3回ショートコース開催趣意

Nagayama

 

 

ショートコース実行委員長 永山績夫
(大鵬薬品工業株式会社 薬物動態研究所長)

 来る2009年4月23日(木)に、第23回薬物動態学会ワークショップに先んじる形で、第3回ショートコースを開催することになりました。今回は「新薬開発におけるトランスポーター(膜透過)研究の応用」と題して、最近の膜透過やトランスポーターに関する知見をもとに、薬剤の開発におけるトランスポーター研究をどのように実施しているか、企業の実践例を提示し、今後膜透過実験やトランスポーター研究を実施予定の企業薬物動態研究者にとって実質的に有用な内容となるように企画しました。

 薬剤開発における薬物動態研究において、今でこそ代謝スクリーニング及び代謝プロファイリングに関し、CYP酵素の関与、代謝酵素及び分子種の同定、酵素阻害、酵素誘導等一連の試験についてコンセンサスが得られ、また実験に必要な発現酵素や抗体、ヒトヘパトサイト、ヒト肝ミクロゾーム等の材料も完備されつつあり、最近の審査報告書では検討不足の指摘は少ないように思えます。

 一方、トランスポーター研究の成果を薬剤開発に応用する観点から考えますと、薬剤の吸収、分布及び排泄過程に関与するトランスポーター研究を、どの開発ステージで、どのように検討するか、化合物及び企業においても様々と考えられます。

 FDAの最近のガイダンス(Drug Interaction Studies Study Design, Data Analysis, and Implications for Dosing and Labeling)に見られますように、トランスポーター研究は、今後代謝酵素と同様に、医薬品開発でルーチンとして組み込まれていくと考えられます。

 このショートコースはトランスポーター研究の入門的な基礎知識の習得、医薬品開発における位置付け、そして具体例を伴った実際的な技術の理解を目的としていますので多数の皆さまのご参加をお待ちしております.


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