第19回日本薬物動態学会年会(金沢)

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第19回日本薬物動態学会年会(金沢)

日時: 2004年11月17日(水)から19日(金)
会場:石川県立音楽堂(金沢市昭和町20-1 http://www.ongakudo.pref.ishikawa.jp/)
および金沢全日空ホテル(金沢市昭和町16-3 http://www.anahotels-kanazawa.co.jp/)
年会長:辻 彰(金沢大学大学院自然科学研究科薬学系)
主催:日本薬物動態学会

1.年会プログラムの内容(追加がありました)
1) 特別講演
楠見 明弘(名古屋大学高等研究院、大学院理学研究科、科学技術振興機構SORST楠見膜組織能チーム)
  細胞膜上のシグナル変換の1分子可視化解析
DOUGLAS D. ROSS, MD, PhD (University of Maryland Greenebaum Cancer Center)
Role of the ABC Transporter Breast Cancer Resistance Protein (BCRP,
ABCG2) in Drug Disposition.
鈴木 正昭(岐阜大学大学院・医学研究科)
新機能PGプローブの創製とヒト脳PETイメージング

2) シンポジウム(追加がありました)
(1) 核内レセプター - 薬物動態遺伝子の発現調節と連関 -
オーガナイザー:横井 毅(金沢大学大学院医学系研究科)、 玉井 郁巳(東京理科大学薬学部)
 様々な核内レセプターが薬物動態関連遺伝子の発現調節に関与しており、それらが相互に複雑に関係していることが明らかになってきています。さらに、生体内物質の動態にも関与し、ホメオスタシスに影響を及ぼすことが考えられています。本シンポジウムでは、薬物動態関連遺伝子に関与する核内レセプターを中心に、その幅広い機能、さらには種々遺伝子間での連関などについて紹介していただき、皆さんと議論できる場にしたいと思います。

(2) 薬物動態における基礎と臨床のbridgingとpitfall
 オーガナイザー:政田 幹夫(福井医科大学附属病院薬剤部)、 橋本 征也(富山医科薬科大学薬学部)
 基礎・臨床研究による薬物動態・薬効薬理とその変動性の予測、臨床開発ステージによる対象集団の相違、国外の臨床試験データやエビデンスを利用した医薬品開発や薬物治療などに関連して、薬物動態の研究手法、動物種差、人種差、個人差や個体内変動等の問題を取り扱った演題を広く募集します。

(3) 新世代技術を利用した薬物動態研究
  オーガナイザー:尾熊 隆嘉(塩野義製薬株式会社新薬研究所)、 伊藤 智夫(北里大学薬学部)
 薬物動態研究における新しい展開を目指すシンポジウムにしたいと考えています.分析法、実験技術等の新しい技術あるいは新しい理論に基づいた PK、PK/PD 解析法等を用いた薬物動態試験に関する演題を募集します. 

(4)経口剤開発における消化管トランスポーターの意義と評価
  オーガナイザー:山下伸二(摂南大学薬学部)、 荻原琢男(持田製薬株式会社創薬研究所)
 現在、医薬品の体内動態の決定要因となる多くのtransporterが同定され、医薬品開発におけるtransporter研究の重要性が認識されています。しかし、医薬品の経口吸収に関しては、(1)吸収方向へのtransporterに認識される薬物は構造的に限られている、(2)Pgpを始めとした排泄方向へのtransporterに認識される薬物は数多く報告されているものの、その中でも高い吸収性を示す薬物も多く存在する等の理由から、実際の医薬品開発における消化管transporterの位置づけについては統一した見解が得られていません。In silicoや人工膜を用いた膜透過性スクリーニングではtransporterの関与は無視されており、また、Caco-2細胞を用いた場合にも、ヒト消化管とのtransporter発現量の違い等の理由により、得られた結果から実際の吸収性を予測する方法は確立されていません。さらに、動物間種差の問題も含め、消化管吸収におけるtransporterの寄与をいかに評価するかは今後の医薬品開発において極めて重要な課題であります。本シンポジウムではこの趣旨に沿う焦点の絞られたディスカッションをしたく思っております。演題を若干数募集いたしますが、特に製薬企業からの声をお聞かせいただきたく思っておりますので、どうぞ積極的にお寄せ下さい。お待ちしております。

※シンポジウムでの公募演題の講演時間は、1演題25分(発表20分、質疑応答5分)を予定しております。シンポジウムは、オーガナイザーによる指名講演と一般申込(公募)からの講演といたします。シンポジウムでの発表を御希望の方は、演題申込(下記)の際に、その旨お知らせください。演題多数の場合、年会組織委員会とオーガナイザーで協議の上、一般演題とさせて頂くこともありますので、あらかじめご了承ください。

3) 一般講演(口頭とポスター)
 薬物代謝と薬物動態に関するもの。発表形式は例年通り口頭とポスターを併用します。講演時間12分(発表9分、質疑応答3分)を予定しております。なお、ポスター発表については、ベストポスター賞を設けます。

4) フォーラム2004

5) 機器展示(ポスター会場に併設されます)
申込先: 株式会社 エー・イー企画
第19回日本薬物動態学会年会展示会係 担当:小島 進一・長瀬 仁
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-2-8 昭文館ビル3F
      TEL. 03-3230-2744(代表) FAX. 03-3230-2479
E-mail: exhibition01@aeplan.co.jp

6)ランチョンセミナー
全日空ホテル会場にて開催予定です。詳細は事務局までお問合せください。

2.演題申込要領
1)前年会と同様、本年会においても演題と講演要旨の申込を一本化します。
2)演題申込は原則としてインターネット(www)での申込のみとします。
3) 演者ならびに演題申込者(演者あるいは共同研究者に限る)は、いずれも日本薬物動態学会会員に限ります。非会員の方は、あらかじめ学会事務局にて入会手続きをお願いいたします。
4) 1申込者につき、1演題の申込に限らせていただきます。
5) 発表の形式やシンポジウムでの御発表につきましては、御希望に添えない場合があります。組織委員会に御一任願います。
6) 演題の採否、およびプログラム編成については、組織委員会に御一任願います。
7)本年会より要旨を英文化(演題名、発表者名、所属については日本語並記)致します。英文校正についてはすべて発表者に責任のあるものと致します。申込前に適宜校正等を済ませて頂きますようお願いします。
8)シンポジウムでの発表を御希望の方も演題内容審査のために、一般演題と同じ文字数で要旨を入力していただきますが、御希望通りシンポジウムに採択された場合には、改めて年会事務局からシンポジウムの要旨の作成要領を送付致します。その際は、シンポジウム用に文字数を拡大したものを作成していただき、郵送でお送り頂きますので、その旨あらかじめご了承ください。
9)演題申込期間

受付開始日 平成16年7月 1日(木) 14:00から
受付締切日 平成16年7月22日(木) 14:00まで

10)演題申込方法
 申込には申込者の会員番号およびEmailアドレスが必要です。会員番号は動態学会誌DMPK送付の際の封筒宛名書きに記載されています。但しEmailアドレスを持つ共同研究者が申込者あるいは連絡者となる場合はこの限りではありません。締切間際にアクセスが集中することが予想されますので、スムーズな演題申込が行われるよう、お早めの申込に御協力ください。
受付開始日(平成16年7月1日)以降に、日本薬物動態学会のホームページ(http://www.jssx.org/)にアクセスしてください。そこから演題申込先へリンクされております。ホームページ上に記載のマニュアル、および表示される入力画面の指示に従って必要事項を入力してください。
11)シンポジウムおよび一般講演の口頭発表は、すべて液晶プロジェクターを用いる予定です。

3.参加申込要領
参加をご希望の方はできるだけ「事前登録」をお願い致します。事前登録には次号DMPK綴じ込みの指定郵便振込用紙に必要事項を御記入の上、お振込ください。振込用紙は1枚につき1人に限ります。
非会員の方あるいは入会手続き中の方は、送付先住所とお名前、必要枚数を明記の上、指定郵便振込用紙希望の旨、下記年会事務局宛にFAXあるいはE-mailにて御連絡ください。振込用紙を送付致します。
1)参加費
事前登録費は、指定の郵便振込用紙を使用の上、平成16年9月24日(金)までに振り込みをされた場合の参加費です。当日登録費は当日受付での参加費となります。

第19回日本薬物動態学会年会参加費・懇親会費
事前登録費 当日登録費
正会員 10,000 円 12,000円
学生会員  6,000円 8,000円
非会員 13,000 円 15,000円
懇親会(11/18)費  一律 10,000 円 12,000円

4.交通・宿泊のご案内
 詳細は次号DMPKを御覧ください。

5.年会事務局
 〒920-1192 金沢市角間
金沢大学大学院自然科学研究科薬学系
創剤科学研究室内
 第19回日本薬物動態学会年会事務局
 担当:加藤将夫、久保義行
Tel:076-234-4478 or 4422 Fax:076-234-4477 or 264-6284
E-mail: doutai@p.kanazawa-u.ac.jp